正常液では、０．１～０．３％含有する。

これはグリコサミノグリカン（glycosaminoglycan)の１つで、グリコサミン（glycosamine)とグルクロリン酸（glucurnic acid)が交互に規則的に連なってできている。

これが滑液中のアルブミンを中心とした蛋白と結合して、ヒアルロン酸蛋白複合体という巨大分子を形成する。ヒアルロン酸濃度を簡便に計る方法として、ムロン酸に結合する蛋白が凝集するのを利用したものである。

ヒアルロン酸が減少すると凝集塊がやわらかくなり、さらに減少すると凝集しなくなる。

関節リウマチではヒアルロン酸濃度が1/3と著明に減少し分子サイズも小さくなる。

このためムチンクロットテストでは凝集が悪くなる。