名古屋市中村区で整骨院・整体院をお探しなら、中村公園駅から徒歩1分の「くみ整骨院」へ。
全員女性柔道整復師 (国家資格所持)のみの整骨院です
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大腿骨は股関節からすぐのところ(大腿骨頸部)で曲がっています。人間はその曲がった大腿骨で体を支えていますが、曲がったところは転倒や転落の時に外力が集中しやすく、骨折しやすい部位です。この骨折は骨粗鬆症で骨がもろくなった高齢者に多発することが多く、年間10数万人が受傷し、多くの方が骨折を契機に寝たきり、閉じこもりになってしまうので社会問題となっています。医学的には、病態が大きく異なりますので、関節の中で折れる場合(大腿骨頸部内側骨折)とそれよりもう少し膝側の関節外で折れる場合(大腿骨頸部外側骨折)の2つに分けて考えます。
頸部内側骨折は、骨粗鬆症がある場合、ちょっと脚を捻ったぐらいでも発生します。よくあるのは高齢者が何日か前から足の付け根を痛がっていたが、或る時急に立てなくなったというエピソードです。おそらく立てなくなった時、骨折部で“ずれ”が生じたのでしょう。
一方外側骨折は、明らかな転倒・転落で発生します。
両者の大きな違いは、内側骨折は血液循環が悪いため骨癒合が得られにくいが、その一方関節内のため周りにスペースがなく内出血も少ないことに比べ、外側骨折は骨癒合は得やすいが、受傷時の外力も大きく、内出血もするため全身状態に影響が出やすいということです。
頸部内側骨折は、骨粗鬆症がある場合、ちょっと脚を捻ったぐらいでも発生します。よくあるのは高齢者が何日か前から足の付け根を痛がっていたが、或る時急に立てなくなったということもあります。
外側骨折は、明らかな転倒・転落などによる高エネルギーにより発生します。
一般的には骨折の治療は,ギプスなどで骨折部を固定する保存的治療と,手術により治療する手術的治療の2つに分けられます.大腿骨頚部骨折に対しては,骨接合術と人工骨頭置換術という2つの治療法のいずれかが行われるのが普通です.
骨接合術というのは骨を金属などの器具で固定して,折れた部分をくっつける手術です.
人工骨頭置換術というのは,骨をくっつけるのはあきらめて骨折した頚部から骨頭までを切除して,そこを人工物で置き換える手術です.※専門機関にて医師が行います。
当院では下肢骨折の術後のリハビリテーションは,ベッド上坐位保持訓練,立位保持訓練,歩行器歩行 訓練,松葉杖歩行訓練,T杖歩行訓練のように進めます。(各個人にて違いはあります。)また、骨折した骨に隣接する関節を動かす訓練や筋力トレーニングを並行して行いま す.日常生活への復帰をめざします。