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比較的弱い外力によっても生じる骨粗鬆症によるもの(病的骨折の一種)や転移性骨腫瘍による病的椎体骨折、強い外力により生じる外傷性椎体骨折などがあります。圧迫骨折とよばれることもあります。
老人におこるものは胸椎と腰椎の移行部(胸腰移行部)あたりの椎体に生じ、ほとんどが骨粗鬆症に起因して尻もちなどの軽微な外力により生じるものです。
骨粗鬆症に 起因して骨の弱くなっている(脆弱性が存在)とき生じるものでは、胸腰移行部に生じることが多く疼痛が軽度のこともあります。しかし、尻もちなどの明らか に外力が加わったものでは、通常は骨折のある部位の疼痛を伴います。いくつもの場所に多発性に椎体骨折が生じると背中が丸くなり(円背)、身長が低くなり ます。
腫瘍などの転移によるものは、骨折部の体動時の痛みのほかに安静時にも痛むのが普通です。 強い外力により生じた場合は、他の骨軟部損傷を伴うことも多く、脊髄損傷を生じる場合もあります。部位にもよりますが、胸腰移行部に生じた場合、重症では両下肢麻痺を生じるなど、さまざまな症状を呈します
X線(レントゲン)検査を行うことで確定します。椎体骨折部の粉砕や脊髄損傷のある場合は、CTやMRI検査が必要になります。
骨粗鬆症が疑われるものは骨密度を測定します。
コルセット
骨粗鬆症による軽度の骨折(圧迫骨折)の場合は、簡易コルセットなどの外固定をし、前屈(お辞儀する動作)を禁じ、比較的安静にします。
安静にすることで、3~4週ほどでほとんどが治りますが、装具固定期間は個人差があります。
転移性脊椎腫瘍によるものは、その項を参照してください。
強い外力によるものでは、ギプスや装具などの外固定で早期に離床し歩行訓練するのが基本になります。圧迫骨折が高度であったり、骨折部の不安定性強かった り、脊柱管(脊髄部)がすれたり骨片で圧迫を受けていたりしている場合や、いつまでも疼痛が残るものには、手術が必要になることがあります。