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筋硬結とは「特異的な臨床像を示す筋組織内に限局された部位」を示している。
しかしながらその発現メカニズムについての詳細はいまだ不明な点が多い
①他と異なる特異的な触診感を示す
・・・ピーンと張ったギターの弦様(過緊張線維束)や不特定で固いゴム様(塊様硬質線維 束)、またヌルっとした浮腫様感など正常とは異なる様々な触診感を示す
②強烈な圧痛が出現する
・・・筋硬結を適切に圧迫することで、強烈な圧痛が出現する
③機械的刺激に対する易収縮性を示す
・・・筋硬結を適切に圧迫すると、筋線維束単位の一過性筋収縮(局所性単収縮)
④関連痛や関連自立神経反応を示す
・・・筋硬結を適切に圧迫すると、圧迫部分から離れた部位に痛み感覚が出現する関連痛や、圧迫部位より離れた部位に発汗や、立毛が出現する関連自律神経反応が出現する
筋硬結の臨床像
ここでは持続的筋収縮は筋線維単位の収縮を示している。筋収縮が持続的に出現する原因としては①何らかの原因による運動細胞の持続的興奮、②運動神経末梢端(運動終板)での持続的アセチルコリンの漏出、③筋組織機内の局所循環障害に原因する筋弛緩不全、などが想定される。
微小循環系の本質的な機能として、「脈管系によって運ばれてきた物質がそれを必要とす細胞へたどり着き、同時に不必要になった物質が細胞から再び脈管系へと戻る」というのがある。そのため微小循環系の機能が正常であるためには、①脈管系(細動脈、毛細血管、細動脈、細リンパ管)内の血液やリンパ液の流れが正常であること。②脈管系と細胞の間にある礎質の性状が流動性を保っていることが必要条件となる
持続的筋収縮が出現すると、この周囲の微小脈管は圧迫を受け同部位に循環障害が生じる。その結果局所に持続的筋収縮と循環障害が同時に出現することになる。この状況下では循環障害による酸素供給不足になり乳酸が同部位に蓄積される。乳酸は水素イオンの蓄積(アシドーシスの出現)であり、pHが6以下になると、同部位には発痛物質であるブラジキニンや疼痛感作物質であるプロスタグランジンI2、プロスタグランジンE2が同時に発生、蓄積される。すなわち疼痛域値の低下である(痛みが強く感じやすいということ)